Yamaha CLP-865GP レビュー
グランドピアノ型の筐体を持つClavinova。演奏部の内容はCLP-845と同等という位置づけ
スコア
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スコア算出の根拠
初心者向け
9.5| 評価項目 | この機種の仕様 | 加点 |
|---|---|---|
| 基準点 | — | 0.5 |
| レッスン機能 | あり | +1.8 |
| アプリ連携 | あり | +1.8 |
| Bluetooth MIDI | あり | +1 |
| 録音 | あり | +0.8 |
| 練習の基本機能(メトロノーム・移調・レイヤー/スプリット) | あり | +0.6 |
| スタンド付属 | あり | +0.5 |
| ダンパーペダル付属 | あり | +0.4 |
| 内蔵曲 | 303 | +1.7 |
| 音色の豊富さ | 38 音色数 | +0.4 |
夜間練習向け
8.5| 評価項目 | この機種の仕様 | 加点 |
|---|---|---|
| 基準点 | — | 1.0 |
| ヘッドホン端子数 | 2 | +2.2 |
| ヘッドホン端子タイプ | 6.3mm, 6.3mm | +0.9 |
| ヘッドホン最適化 | あり | +2.2 |
| Bluetooth Audio | あり | +0.8 |
| ライン出力 | あり | +0.4 |
| ヘッドホン接続時のスピーカー消音 | あり | +0.7 |
| 鍵盤アクションの静音性 | GrandTouch-S | +0.3 |
持ち運びやすさ
1.5| 評価項目 | この機種の仕様 | 加点 |
|---|---|---|
| 基準点 | — | 5.0 |
| 重量 | 106 kg | -3 |
| 幅 | 1430 mm | -0.5 |
| 電池駆動 | なし | +0 |
| 折りたたみ | なし | +0 |
| 鍵盤数 | 88 鍵盤数 | +0 |
タッチの本格度
8.8| 評価項目 | この機種の仕様 | 加点 |
|---|---|---|
| 鍵盤アクション品質 | GrandTouch-S (grade 8) | +4.8 |
| 鍵盤数 | 88 鍵盤数 | +1.5 |
| 同時発音数 | 256 音 | +1.5 |
| 音源モデリング | Yamaha CFX + Bosendorfer Imperial (VRM) | +0.5 |
| 鍵盤表面 | ivory-feel | +0.5 |
Yamaha CLP-865GP レビュー総評
Yamaha CLP-865GPのレビューとして、公開スペックから分かる強み、注意点、練習用途での使いやすさを整理します。
CLP-865GPは、CLP-800シリーズをグランドピアノ型の筐体に収めた据置型です。ヤマハの地域サイトでは演奏性能はCLP-845と同等と説明されており、上乗せ分は形と置き方に対する対価という構図になります。
メリット
- • GrandTouch-S鍵盤。エスケープメント機構を備え、黒鍵は人工黒檀、白鍵は人工象牙の仕上げ
- • 16 cmスピーカー(ディフューザー付き)と5 cmスピーカーを左右に配した2ウェイ・4スピーカー。アンプは左右それぞれ45 Wと35 W
- • Yamaha CFXとBösendorfer Imperialの2種類の音を収録し、VRMとGrand Expression Modelingが働く
- • ヘッドホン用にバイノーラルサンプリングのCFXを用意。夜間に長く弾く使い方を想定した設計
- • ヘッドホン端子は6.3 mmを2系統。AUX OUT、USB TO HOSTを備え、Bluetoothはオーディオ・MIDIの両方に対応
- • レッスン曲303曲、名曲50曲、音色デモ23曲を収録。録音、メトロノーム、移調、デュアル/スプリットを備え、Smart Pianistからも操作できる
- • 同時に出せる音の数は256音。GrandTouchペダルと椅子が付属する
デメリット
- • 鍵盤はGrandTouch-Sで、木製鍵盤のGrandTouchを積むCLP-875以上とはタッチの階層が一つ違う
- • 演奏部の内容はCLP-845と同等とされるため、差額は筐体の形に対して払う形になる
- • 奥行1146 mm・106 kg。壁付けではなく、複数の面に余裕を取れる部屋が前提になる
- • 音色は38で、アコースティックピアノの代わりに振り切った構成。多彩な音色を求める用途には向かない
- • ヘッドホン端子は2系統とも6.3 mmのため、3.5 mmのヘッドホンには変換プラグが要る
- • 日本国内の正規ラインナップでは確認できず、国内の販売店の取扱情報も見当たらない。検討する場合は流通経路とサポート体制の確認が要る
仕様を丁寧に読むと、本機の性格ははっきりしています。CLP-845相当の中身を、グランドピアノ型の筐体と4スピーカーに載せた一台です。部屋にグランドの姿があること自体を買う目的に含めるなら、その判断には筋が通りますし、それを実現するのがこの機種です。予算をタッチに振るのであれば、木製鍵盤のGrandTouchを積む上位機のほうが同じ金額の使い道として妥当で、演奏体験だけを求めるならアップライト型の筐体でより抑えた投資額で足ります。
Yamaha CLP-865GP の評価ポイント
Yamaha CLP-865GP の鍵盤・タッチ
GrandTouch-Sは樹脂成形のアクションで、本機ではエスケープメント機構と、人工黒檀・人工象牙の鍵盤表面を組み合わせています。エスケープメントは、グランドピアノでごく弱く弾いたときに底の手前で感じる小さな引っかかりを再現するもので、常時意識して使う機構ではありません。構成として押さえておきたいのは、CLP-875以上が木製鍵盤のGrandTouchを積み、シリーズのタッチの段差はそこにあるという点です。公開仕様から見る限り、本機の鍵盤はシリーズの上半分に位置するもので、頂点ではありません。
Yamaha CLP-865GP が向いている人
居間にグランドピアノ型の楽器を置きたい方で、設置面積に余裕があり、筐体の形に対価を払うと納得できる方に向きます。自宅で弾く再開組や上級者、ヘッドホン中心の練習にも合います。シリーズで最上のタッチを求める場合や、集合住宅の限られた部屋に置く場合は、別の機種を見るほうが現実的です。
Yamaha CLP-865GP の音・スピーカー
中心はYamaha CFXとBösendorfer Imperialの2つの音です。前者は明るく直進的、後者は暗めで低音が広がります。VRMが弦や響板の共鳴を、Grand Expression Modelingが鍵盤への当て方による音色変化を受け持ちます。薄型の据置型と違うのはスピーカーの構成で、ディフューザー付きの16 cmが体格と中域の広がりを、5 cmが高域を担当します。ヘッドホンではバイノーラルサンプリングのCFXが有力な選択肢で、頭の中ではなく前方に音像が立つよう収録されています。
Yamaha CLP-865GP を買う前に知っておきたいこと
まず部屋の寸法を先に確認しておくと確実です。幅1430 mm、奥行1146 mm、高さ932 mm、譜面台を立てると1094 mm、重量は106 kgです。椅子とGrandTouchペダルが付属するため、購入後に買い足すものはほぼありません。AUX OUTとUSB TO HOSTを備え、外部アンプやパソコンとの接続にも対応します。Smart Pianistを使えば音色や曲、録音の操作を画面から行えます。レッスン曲303曲はCLP-800シリーズ共通の練習用ライブラリです。
デモ動画
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メーカー公式チャンネルおよび信頼できるレビュアーの動画のうち、機種に適したものが見つかり次第こちらに表示します。
スペック
| 鍵盤数 | 88 |
| 鍵盤アクション | GrandTouch-S |
| 同時に出せる音の数 | 256 音 |
| 音色数 | 38 |
| 重量 | 106 kg |
| スピーカー | 160W (×4) |
| Bluetooth | Audio + MIDI |
| 鍵盤の表面仕上げ | Ivory Feel |
| 音源方式 | Yamaha CFX + Bosendorfer Imperial (VRM) |
| ヘッドホン端子の数 | 2 |
| ヘッドホン端子の種類 | 6.3mm, 6.3mm |
| ヘッドホン音質補正 | あり |
| USB MIDI | あり |
| ライン出力 | あり |
| レッスン機能 | あり |
| スマートフォン・アプリ連携 | あり |
| 録音機能 | あり |
| メトロノーム | あり |
| 移調(トランスポーズ) | あり |
| 音の重ね合わせ・分割 | あり |
| 内蔵曲数 | 303 |
| 電池駆動 | なし |
| 折りたたみ | なし |
| 寸法 (幅×奥行×高さ) | 1430×1146×932 mm |
| スタンド付属 | あり |
| ペダル付属 | あり |
スペック用語の意味は用語集で解説しています。 用語集 →
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このページは、2017年からピアノ学習サイト「ピアノ塾」を運営してきた運営者が、メーカー公開仕様をもとに作成しています。楽器店や特定メーカーの立場ではなく、全機種を同じ基準で比較しています。 運営者について
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