1st Note

Dexibell

Dexibell VIVO H10V レビュー

同じ音源と鍵盤のまま、背の高いキャビネットと11基のスピーカーへ載せ替えた一台

88 鍵盤数 103 kg Fatar TP/400 Wood Bluetooth 上級者
よく比較される機種 Casio GP-510 Yamaha CLP-885

スコア

6.2 6.6 1.5 9.2 4.9 初心者向け 夜間練習向け 持ち運びやすさ タッチの本格度 コスパ

初心者向け

6.2

夜間練習向け

6.6

持ち運びやすさ

1.5

タッチの本格度

9.2

コスパ

4.9

販売サイト

メーカー希望小売価格

¥990,000

販売価格は変動するため、最新価格は販売サイトで確認してください。

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スコア算出の根拠

初心者向け

6.2
評価項目 この機種の仕様 加点
基準点 0.5
レッスン機能 なし +0
アプリ連携 あり +1.8
Bluetooth MIDI あり +1
録音 あり +0.8
練習の基本機能(メトロノーム・移調・レイヤー/スプリット) あり +0.6
スタンド付属 あり +0.5
ダンパーペダル付属 あり +0.4
内蔵曲 0 +0
音色の豊富さ 125 音色数 +0.6

夜間練習向け

6.6
評価項目 この機種の仕様 加点
基準点 1.0
ヘッドホン端子数 2 +2.2
ヘッドホン端子タイプ 6.3mm, 3.5mm +1.4
ヘッドホン最適化 なし +0
Bluetooth Audio あり +0.8
ライン出力 あり +0.4
ヘッドホン接続時のスピーカー消音 あり +0.7
鍵盤アクションの静音性 Fatar TP/400 Wood +0.1

持ち運びやすさ

1.5
評価項目 この機種の仕様 加点
基準点 5.0
重量 103 kg -3
1444 mm -0.5
電池駆動 なし +0
折りたたみ なし +0
鍵盤数 88 鍵盤数 +0

タッチの本格度

9.2
評価項目 この機種の仕様 加点
鍵盤アクション品質 Fatar TP/400 Wood (grade 9) +5.4
鍵盤数 88 鍵盤数 +1.5
同時発音数 320 音 +1.5
音源モデリング T2L (True to Life) +0.5
鍵盤表面 wood +0.3

この数字はどう計算しているか — 評価方法を読む

Dexibell VIVO H10V レビュー総評

Dexibell VIVO H10Vのレビューとして、公開スペックから分かる強み、注意点、練習用途での使いやすさを整理します。

VIVO H10Vは、H10シリーズをアップライト型の背の高いキャビネットに収めたモデルです。2024年1月のNAMMで発表されました。Dexibellは、H10・H10MG・H10Vで音源、音質、マイク入力、操作系、ハイブリッド鍵盤が同一だと明記しています。つまり、この機種を選ぶ理由はキャビネットと音の広がり方に限られます。

メリット

  • 最大112 Wを11基のスピーカーで鳴らす構成。8.9 cmウーファー2基、6.35 cmのバイノーラル中高域3基、3.2 cmのニアフィールド6基という内訳です
  • 据置型のH10は同じ出力を8基で鳴らすため、増えているのはバイノーラル中高域の列にあたります
  • Fatar TP-400 W鍵盤を搭載。88鍵の木製・ハイブリッド構造で、トリプルコンタクト、エスケープメント、象牙調と黒檀調の表面仕上げを備えます
  • T2L(True to Life)音源はサンプリングとモデリングを併用し、3種のPLATINUM音色を含む125音色を収録。SF2形式の音色ファイルを後から読み込めます
  • 同時に出せる音の数について、Dexibellは320のオシレーターに基づく「無制限」という表記を採っています
  • USBメモリーへ48 kHz・32ビットフロートのWAVで録音でき、重ね録りにも対応します
  • 1/4インチのマイク入力を備え、レベルとエフェクトを独立して調整できます。ライン出力の音量も内蔵スピーカーと別に扱えます
  • Bluetoothはオーディオ・MIDIの両対応。USB端子はMIDIとデジタルオーディオを双方向に通します
  • ヘッドホン端子は6.3 mmと3.5 mmの2系統。椅子とDX HF7ヘッドホンが付属します

デメリット

  • 103 kg・奥行592 mmと大きく、据置型のH10のほぼ2倍の重さです。搬入経路、床の耐荷重、部屋の広さを先に確認する必要があります
  • 音源も鍵盤もH10と同一のため、価格差で得られるのは音量と音の広がりだけです
  • ヘッドホン端子は2系統ありますが、ヘッドホン専用の音場処理や3Dモードはありません
  • レッスン機能と内蔵曲がなく、対応アプリはiPhone・iPad向けのX MUREのみです
  • 国内販売はDirigentによる直販扱いで、店頭で試弾できる機会が限られます
  • 価格帯としては国内大手の最上位据置型と並びます。取扱店の数とリセールでの知名度では分が悪いところがあります

H10Vの判断材料は、Dexibellが曖昧さを残していないぶん明快です。音源、マイク入力、操作系、ハイブリッド鍵盤は据置型のH10と同じで、違いは背が高く奥行きのあるキャビネットと、8基から11基へ増えたスピーカーだけです。広い部屋で、離れた場所まで届かせたいのであれば、この差は実際の価値になります。反対に、練習の多くがヘッドホンなら、軽くて浅い据置型のほうが手堅い選択でしょう。国内大手の最上位据置型と比べると、取扱店の数とリセールでの知名度では譲る一方、エフェクト付きマイク入力、USBへの32ビットフロート録音、音色の追加、11基のスピーカーという持ち札があります。そのどれだけを実際に使うかで、価格対効果の見え方は変わってきます。

Dexibell VIVO H10V の評価ポイント

Dexibell VIVO H10V の鍵盤・タッチ

Fatar TP-400 Wは、木製とハイブリッド構造を組み合わせた88鍵のハンマーアクションです。トリプルコンタクト、エスケープメント、象牙調と黒檀調の表面仕上げを備えます。3つ目のセンサーは、鍵盤が戻り切る前の打ち直しを拾うためのもので、同音連打の反応に効いてきます。エスケープメントは、アコースティックの鍵盤で底に近づくときに感じる小さな引っかかりを再現する機構です。ただし、この鍵盤はH10とH10MGにも同じものが載ります。3機種の違いはタッチではありません。

Dexibell VIVO H10V が向いている人

H10シリーズという土俵は決まっていて、そのうえで家庭内でいちばん大きく鳴る一台を、グランド型ではなくアップライト型の設置面積で置きたい方に向きます。マイク入力とエフェクト、32ビットフロート録音があるため、歌の伴奏や演奏の記録を機材を足さずに済ませたい方にも合います。これから始める方の一台目ではありません。練習の大半をヘッドホンで行うなら、増えたスピーカーに費用を払う意味は薄くなります。

Dexibell VIVO H10V の音・スピーカー

ここでの評価は公開仕様に基づくもので、実機を弾いた印象ではありません。T2L音源はサンプリングとモデリングを併用し、3種のPLATINUM音色を含む125音色を収録します。SF2形式のファイルを読み込めるため、音色の幅は購入時点で固定されません。共鳴のシミュレーションと、踏み込み量に応じたダンパーペダルも備わります。据置型との違いは音色ではなく広がり方です。ウーファー2基とニアフィールド6基に、バイノーラルの中高域3基が加わり、背が高く奥行きのある箱に収められています。演奏者の手元だけでなく、部屋全体を満たす方向の設計といえます。

Dexibell VIVO H10V を買う前に知っておきたいこと

キャビネットから下はシリーズ共通で、Dexibell自身がそれを明言しています。おかげで判断は分かりやすく、音の広がりに費用を払うか、据置型を選んで同じ音源と鍵盤を得るか、という二択になります。録音仕様は見ておく価値があります。48 kHz・32ビットフロートのWAVをUSBメモリーへ直接書き出せて重ね録りもできるため、通常ならオーディオインターフェースとパソコンが要る工程を省けます。メトロノームはタップテンポに対応し、レイヤー、スプリット、4 Hands、レイヤー+スプリット、3パートのレイヤーが使えます。3本ペダルのキャビネットで、椅子とDX HF7ヘッドホンが付属します。

デモ動画

この機種の動画は準備中です

メーカー公式チャンネルおよび信頼できるレビュアーの動画のうち、機種に適したものが見つかり次第こちらに表示します。

スペック

鍵盤数 88
鍵盤アクション Fatar TP/400 Wood
同時に出せる音の数 320 音
音色数 125
重量 103 kg
スピーカー 112W (×11)
Bluetooth Audio + MIDI

スペック用語の意味は用語集で解説しています。 用語集 →

置き場所に収まりますか?

置ける場所の広さを入力すると、この機種の設置サイズと比べて収まるか確認できます。

上に置ける広さを入力すると、収まるか判定します。

推奨アクセサリー

🪑

スタンド

スタンド付属

スタンドが付属しない場合は、別途X型スタンドや据え置き型の専用スタンドが必要です。

🎧

ヘッドホン

練習には、周囲への音漏れが少なく低音がしっかり聞こえる密閉型ヘッドホンが適しています。

合うヘッドホンを見る

🎹

サステインペダル

付属のペダルは簡易的なものが多いため、より細やかな表現ができるハーフダンパー対応ペダルへのアップグレードが有効です。

💺

椅子

高さが調整できるピアノ専用の椅子は、正しい姿勢を保ち、長時間の練習でも疲れにくくなります。

ピアノ椅子の比較を見る

販売サイト

メーカー希望小売価格

¥990,000

販売価格は変動するため、最新価格は販売サイトで確認してください。

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このページの根拠と透明性

このページは、2017年からピアノ学習サイト「ピアノ塾」を運営してきた運営者が、メーカー公開仕様をもとに作成しています。楽器店や特定メーカーの立場ではなく、全機種を同じ基準で比較しています。 運営者について

最終確認日
参照したデータ
メーカー公式 公式プレスリリース 公式マニュアル 正規取扱店

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